「お気に入り」の楽しみ方いろいろ
~だいすきカードで毎日がイベント~

1.はじめに

わたしは、愛知県岩倉市で観光まちづくり事業を企画・運営する「NPO法人いわくら観光振興会」で働いています。岩倉市は、愛知県の北西部、西尾張地区にあり、市のほぼ中心を流れる五条川は「日本のさくら名所100選」に選ばれたお花見処で、毎年春に行われる“岩倉桜まつり”が有名です。そんな五条川の桜のように、すでに観光地として認知されているような名所に行くことだけが観光ではないという考えから、日々まちの新しい観光資源を探しています。今回は、自分のまちの「お気に入り」の楽しみ方は無限大。観光に繋がるヒントも隠れている!という話です。

2. アナログなスタンプカードが好き

突然ですがみなさんは、お店のポイントカードやスタンプカード集めていますか?
最近のポイントカードってすごいですよね。
テレカみたいなツヤツヤなカードに印字してくれるのもあれば、スマホアプリで会員登録し、カードと連動して情報がネットで閲覧できるものなど、いろいろな種類があって便利ですよね💡
でもでも!!
わたしはやっぱりアナログな 紙のカード が好きなんです♡

( 写真:今集めている市内のお店のカード。ついつい他の店より優先的に通ってしまう。)

カードに愛着が沸きすぎて、もはやポイントが満タンになっても、使えないかもしれません。
何かと集める行為自体が好きなので、シールや、メモ、消しゴムなど、細々してかわいいものはついつい収集してしまいます。ポイントカードも、わたしは集めた先にある特典より集めていること自体が楽しいのかもしれません。

3.チャーハン、うますぎないか?!だいすきな気持ちをカードにしてみた

話は変わり・・・友人との他愛もない会話のなかで、「岩倉市内のあるラーメン屋さんのチャーハンがおいしい。岩倉焼きそば(市のB級グルメ)が食べられる店でもあるから(私みたいな仕事をしている人は)見逃しがちだけど、めちゃくちゃおいしいから騙されたと思って1回食べてみて?」との助言を受けまして。
そのお店では、長年にわたりお世話になっているので何度も食事をしていますが、実は個人的にチャーハン自体があまり好きではなくて。スルーしようかとも思ったのですが(スミマセン) まぁ1回食べてみよ♪と軽い気持ちで頼んだチャーハンが、あまりにも美味しくて。

( 写真:チャーハン:単品600円・スープ付 )

美味しすぎる!もういっそのこと「黄金のチャーハン」に改名して欲しい。ということで。
【チャーハンだいすきカード】と命名した、自作のスタンプカードを作成しました!!

わたしの、わたしによる、わたしのためのオンリーワンなスタンプカード!(笑)

このスタンプカードを活用し、勝手に、店のチャーハンを10杯食べるという参加者が自分だけのキャンペーンを実施。より楽しめるオプションとして
・5杯目の日は、ギョーザも頼んでいい。
・10杯目の日は店の人にほめてもらえる。
という特典を設けました。
お店の人に、かくかくしかじか…で、こういうカード自分で作っていいですか?ハンコも勝手に自分で押すんで。と話したところ
「え、それ僕の許可いる?(笑)」
と、不思議そうでしたが、
「いや、10杯目の日はほめて貰わないといけないんで!(ドヤ顔)」と説明し、無事了承してもらえました。
だいすきなチャーハンを食べて、おなかいっぱいしあわせな気持ちになれる上に、勝手に達成感まで味わえる!
もしかしてわたし、とんでもない発明をしてしまったのでは・・・!?👀

4.毎日がイベント!楽しむことで見えてくるまちの商業と観光

新型コロナウイルス感染症の影響で、弊会が主催してきた数々のイベントが中止に追い込まれました。中には開催日の直前ギリギリになって急所中止を余儀なくされるものもありました。準備してきた期間は実績としては無かったことになり、一緒に準備してくれていた多くの事業者さんに頭を下げながら、悔しくて虚しくて、どうしようもない気持ちでした。
世の中の多くの人がそれぞれの事情の中、この新型コロナウイルス感染症と戦っています。
わたしが生業にしている「観光」というジャンルは、言ってしまえば生死に直結しているわけではないとも言えるし、ましてや岩倉市は正直、観光業で成り立っているまち!ともえないと思うので、そんな困ったって言ったってね。と思われるかもしれません。
しかし「観光」というジャンルの捉え方って本当に幅広くて、(そこが楽しくもあり難しくもあるのですが) 花見の時期に多くの花見客でごった返している川沿いに、人っ子ひとりいないと言う事は、それだけ例年は花見後市内で食事をしてくれたお客さんもいないという事で、わたしたちまつりを盛り上げる側の人間だけでなく、それに付随するお商売の方も打撃を受けるわけで。それは「商業」というジャンルでの影響であり、ひいては「観光」の損失でもあると捉えることができます。花見の時期を例に出しましたが、繁忙期に限らず、そういった連鎖が至る所で起こっているんですよね。
このコロナ禍では、例えどんなに厳重な対策をしたり工夫をしたとしても、以前と同じようなやり方では到底成し得ない、現状乗り越えられない壁がどうしてもあります。
その中で、どんな小規模でも自分のまちの“好き”を楽しめたら。そしてその姿を微力でも発信出来たら、なんだかまちの未来は明るい気がする。気がするだけでもいい。コロナ禍2年目にして、そんな気持ちになれたのです。

5.【チャーハンだいすきカード】その後どうなった?

勝手に開催した【チャーハンだいすきカード】イベント、無事スタンプ満タンとなりました!

頑張って通って、約2か月間で満タンになりましたよ。お腹もココロも満タンに♡

10杯目のチャーハンを食べた記念の日に、これまた勝手に、わたしの直筆サインをお店にプレゼントしました。この記事を読んでくださっているみなさんの「そんなモンいらないわ!」という声が聞こえてきそうですが(笑)

岩倉市PR大使い~わくんのアテンドをするときのわたしの名前が“鯉のぼり恋子”なのですが、そのサインを書きました。あ、実際のメニュー名は「黄金のチャーハン」ではなく「チャーハン」なので悪しからず。いつか改名してくれる日が来るのかな?!

(後日お店を訪ねると、なんと!サイン飾ってくれていました。なんかすいません…!)

●みっちゃんの店
住所:岩倉市大地新町1-53
営業時間:11:00~14:00
     18:00~24:00 ※日曜11:00~21:00 
※新型コロナウイルス感染症の影響により営業時間が変更している場合があります
定休日:水・第3火曜

この記事を書いた人
木村さや香

NPO法人いわくら観光振興会
人事教育長/イベント企画制作
1986年生まれ。岩倉市在住。1児の母。岩倉市PR大使い~わくんのアテンド"鯉のぼり恋子 "としても活動。「観光資源は自分たちでつくることができる」をコンセプトに、市内の農家や商店、消費者をつなぐ企画を提案している。

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