なんか用かい?♡ 体の不調も「観光」も、もしかして妖怪の仕業!?

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1.はじめに

わたしは、愛知県岩倉市で観光まちづくり事業を企画・運営する「NPO法人いわくら観光振興会」で働いています。
岩倉市は、愛知県の北西部、西尾張と呼ばれる地区にあり、市のほぼ中心を流れる五条川は「日本のさくら名所100選」に選ばれた桜の名所です。
そんな岩倉市で11月に開催予定のまち歩きツアー ※「妖怪ツアー」をきっかけに考えた、自分のまちを楽しむコツをお話します。

※「妖怪ツアー」・・・
令和3年11月21日に催行予定の、※※大ナゴヤツアーズ とNPO法人いわくら観光振興とのコラボツアー。正式名称は「いわくのある街!?いわくら妖怪伝説紀行~大蛇と龍神の信仰、鬼と雷神、人魚、山岳信仰まで~」。
歴史の残る街「いわくら」には、人の暮らしが培われてきた土地だからこそ残る不思議な話、妖しい話が沢山!大蛇と龍神の信仰を皮切りに、鬼門で扱われる鬼と雷神に関してや、「アマビエ」との関連も示唆される謎のモノ、そして死者をさらっていこうとする妖の正体など、妖怪目線で歩くと見えてくる”いわく”つきの岩倉を探すツアー。

●大ナゴヤツアーズ ツアーページ
https://dai-nagoyatours.jp/article/17654.html

※※大ナゴヤツアーズ ・・・
知っているようで知られていない、東海エリアで地元の人だけが足を運んでいるような場所を取り上げたり、今まで見過ごしていたような風景などをテーマにしたツアーを企画している 。

2.得意分野じゃないこともあるよ。「観光」というジャンルの幅広さ

唐突ですが “いわくら観光振興会”って・・・お堅い名前ですよね(笑)
“いわくらおでかけ会” くらいのネーミングのほうが、わたしには合っている気がします。

それはさておき、団体名にも使われている「観光」という言葉。「観光」というと、いわゆる「観光地」のイメージで、遊園地・動物園などのレジャー施設や、城や神社仏閣等の歴史的な建物、山や川の大自然などを想像される方も多いと思います。

ひと昔前には、そういった「観光地」に行くという事自体を指して「観光」と言っていたと思われますが、今は、そこが非日常的な、いわゆる「観光地」であるかどうかは関係無く、目的を持った行為そのものを「観光」と呼ぶことも浸透しつつあるのかなと感じます。
コロナ禍で「マイクロツーリズム」という言葉が話題になりましたが、聞いたことありますか?「マイクロツーリズム」とは、自宅から1時間程度で行ける範囲の地元旅のこと。具体例を出すならば、
・前から気になっていた、名前だけは聞いたことがあるけど行ったことのない近所のお店に行く
・ちょっと広い公園におでかけ、お弁当ひろげてピクニック&しゃぼん玉を飛ばして写真撮影会。
といった具合です。
そんな広く色んなことを「観光」と捉える事もあるわけですが、色んな可能性を秘めているな~とありがたい反面、そのジャンルはあんまり詳しくないんだわ(泣)という経験もしばしば。わたしにとってのそれが、今回のツアーのテーマ“妖怪”です。単純に、歴史に弱いのもあるのですが、“所説あり”ということがちょっと苦手なんです。そこがロマンなんですけどね。

3.知らぬは恥?だが役に立つ…こともある

このツアーの開催が決まって、さてどう楽しもうかなと考えまして。

考えてみれば見るほど“妖怪”って不思議な存在だな~と。
もしかして日常のいろんなことは“妖怪”が引き起こしているのかな、なんて想像したらおもしろいなって思えて。歴史や文献について今は詳しく知らなくても、まずは自分なりの苦手ジャンルの楽しみ方を心得たらいいのでは?ということで、描いてみました。

わたしの体に不調をもたらす妖怪ども(想像)です👀

すじ切りは ほぼ かまいたち ですが。いやでもこんなイメージなんだよな~。

4.まとめ

日頃自分に全く興味のない分野でも、自分に合わせて置き換えてみたりアレンジしたり、発想を変えてみると意外とシンクロするところがあったりします。そうした部分を楽しんだり面白がったりすることが、どこかしら「観光」に繋がっていくのかなあ、という気がしました。
自分が「観光」とは程遠いことをしていると感じても、見方を変えるとそれは観光資源なのかもしれません。私たちの「観光」は、すでにある素材をPRすることだけではなく、そうした一見何の関係もないと思っていることを「観光」に結び付ける方法を探し出すことなのかもしれません。

この記事を書いた人
木村さや香

NPO法人いわくら観光振興会
人事教育長/イベント企画制作
1986年生まれ。岩倉市在住。1児の母。岩倉市PR大使い~わくんのアテンド"鯉のぼり恋子 "としても活動。「観光資源は自分たちでつくることができる」をコンセプトに、市内の農家や商店、消費者をつなぐ企画を提案している。

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