みなさんはお風呂に入るときに、「入浴剤」を使いますか?冷え性改善や保湿など、お風呂の効果を高めるのはもちろん、日々の疲れを和らげる自分へのご褒美としても人気です。自分用だけでなく、ちょっとした贈り物としても重宝しますよね。花や果実の香りが広がるものや温泉地の湯を再現したもの、固形の入浴剤の中からおもちゃが出てくるものなどその種類は様々で、日本の入浴剤市場規模はコロナ禍の巣ごもり需要での勢いをそのまま、物価高騰にあおられながらも2024年には前年比約4%増の545億円で過去最高を更新したそうです。
実は、わたしの働く「いわくら観光振興会」では、ちょっと変わった(筆者はそう思っていません)「入浴剤」が販売されています。それは、岩倉市の特産品である“名古屋コーチン”をテーマにした「入浴剤」です。お風呂でニワトリ?!どんな香り?と、世間をざわつかせた(笑)その商品は、2022年に岩倉市制50周年を迎えるにあたり行われた名産品開発事業にて、筆者が中心になって商品化したものです。
岩倉市内には、全国的に見ても珍しい、民間の名古屋コーチン人工ふ化場があります。また、名古屋コーチンに関わる事業所がメンバーの「岩倉市名古屋コーチン振興組合」が、“地鶏の王様”名古屋コーチンの素晴らしさを市内外にアピールしています。そこで、市の特産品をお土産として気軽に持ち帰ることのできる「入浴剤」にしたら、話題になるのではないか?と考え、商品化しました。

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●観光コラムKITENE~IWAKURA~
【ケッコーな湯加減で♡「名古屋コーチン」の入浴剤を開発した話】
https://kitene.iwakura-kanko.com/2022/02/02/2022_02_02/
発売から早4年。変わらず人気の「入浴剤」シリーズに新作を加えたいと、色々案を出しては、挫折してきました。
ある日、仕事場からすぐの駅前のコンビニで、岩倉市に来たことがないという方にお会いした際に「終点“岩倉”の電車よく見るよね。あの岩倉?」と聞かれたことを思い出しました。

名鉄犬山線岩倉駅行の電車の、終点まで乗っているわくわく感をテーマにした「入浴剤」って作れないだろうか?
まずは“終点「岩倉」行の電車の香り”とは何か?を調査。
さっそく名鉄岩倉駅の駅長さんを訪ねました。

ここで重大な指摘を受けます。一般に、“終点”とは先に駅のない駅を指すそうで、岩倉駅行きの電車において使うならば“終着駅”という表現になるそうです。おもしろい!そして肝心のにおいはよくわからないけど、昔の電車は独特のにおいがあった。木の板の床やシートからや冬の暖房からだったり、とのこと。
市民の方への聞き取りでは“酔っ払いのにおい?”という意見も出ましたが、終着駅が岩倉なだけであって、最終電車とは限りません。
そして、改めて電車に乗ってみるも、実は慢性的な鼻炎のため、あまりにおいを感じることができませんでした。それもあって、できるだけ多くの“鼻”を借りて、においを再現出来たらと思っています。
入浴剤を入れた際の湯の色は、やっぱり名鉄電車のボディを彷彿とさせる赤だろうか?座席シートの色も悪くないなあ。そして、“岩倉行の香り湯”は、一体どんなにおいなのだろう…。みなさんにもご意見をいただけると嬉しいです。

