箸袋

未分類

旅先で手にとる紙類が好きです。
具体的には、乗り物の切符、遊園地や動物園、水族館などのレジャー施設の入園券、美術館の入場券などです。
とっておいても、その後、何に使うわけでもないのですが、たかが紙、されど紙。思い出の1ピースである品を、なかなか捨てることができません。
そんなわたしが最近、特にハマっている紙類が、箸袋です。日常的に利用する食事処の箸袋にも、旅先で手にする紙類と同じように、記念的意味合いを感じています。
 
そもそも、箸袋とは衛生面を考慮して、箸を入れておくものです。
使い終わってしまえば捨てられるものですが、店舗の情報を載せておくことで集客につながることもある、商材でもあります。また、四季折々の絵柄が入ったものなど、料理に彩りを添える役割を担ったりもします。
 
そんな名バイプレイヤーな箸袋を、趣味として集め楽しんでいる人もいます。
例えば、1964年に発足された「箸袋趣味の会」では、全国約70人の箸袋コレクターたちが活動しています。50年余りにわたって、2万枚以上を集めている方もいるとのこと。テーマごとに整理された箸袋を額やファイルに入れて保管する他、箸袋を並べて大きな絵になるようにデザインし1枚の絵に仕上げる方もいるようです。
また、調べてみると、箸袋を折り紙のように折って様々なかたちにする「箸袋アート」「箸袋折り紙」などと呼ばれるものが存在しており、書籍が販売されるなど、大人の趣味として、箸袋は密かに人気のあるコンテンツです。
 
わたしは集めた箸袋を、自分の暮らす愛知県岩倉市にある飲食店と、市外にある飲食店とに分けて、箸袋専用のファイルで保管しています。

デザインを楽しむことはもちろんですが、見ていると、その時々の食事を思い出してお腹が空いてきちゃう、そんな楽しいコレクションになっています。

(岩倉市内の飲食店での食事。箸袋に気がまわるお店は料理の盛り付けも丁寧。)

みなさんのまちでは、どんな箸袋と出会えますか?

この記事を書いた人
木村さや香

NPO法人いわくら観光振興会
人事教育長/イベント企画制作
1986年生まれ。岩倉市在住。1児の母。岩倉市PR大使い~わくんのアテンド"鯉のぼり恋子 "としても活動。「観光資源は自分たちでつくることができる」をコンセプトに、市内の農家や商店、消費者をつなぐ企画を提案している。

木村さや香をフォローする
未分類
シェアする