子どもにとって大切な四季の繰り返し体験
~巡る季節を岩倉五条川で感じる~

はじめに

わたしは、愛知県岩倉市で観光まちづくり事業を受託し、企画・運営する「NPO 法人いわくら観光振興会」で働いています。
岩倉市は、愛知県北西部・西尾張地区にあり、市のほぼ中心を流れる五条川は「日本のさくら名所100選」に選ばれている桜の名所です。
岩倉市では、子育て世代をはじめ幅広い世代が安心して生き生きと過ごせるよう、「いわくらしやすい」を合言葉に、暮らしやすいまちづくりが進められています。
その岩倉市で暮らし、まちづくりに従事しているわたしが、子育てを通じて感じる岩倉五条川の四季と子どもの健やかな成長の結びつきを語ります。

繰り返される日本の四季

子供のころのわたしが不思議に思ったのは、どうやらわたしたちは“やたらと季節の移ろいを楽しむことが好きらしい”ということ。お正月、節分、ひなまつり、子どもの日、それに花火に運動会・・・。毎月のように季節を楽しむ行事があって、毎日の気候の変化も敏感に感じとっています。そして、わたしが大人になった今、つくづく思うこと、それは

季節の移ろいって、なんて素敵なんだろう。

日々の生活に追われる中、ふと立ち止まって振り返ってみると、懐かしいような、安心するような、それでいてワクワクするような気持になります。そういえば、最近日が長くなったね、とか、スーパーの目玉コーナーに並ぶ旬の食材を見て、何を作ろうか考えているその瞬間も、実は自然に、幼い頃から繰り返し感じてきた季節の移ろいを楽しむ感覚が呼び覚まされているような気がします。

岩倉五条川には子どもに見せたい風景がある

わたしは市の観光まちづくり事業に携わっているので、「岩倉五条川の桜を見に来てね」というセリフは、リアルに今まで 1000回くらい言っていると思います(笑)。五条川沿いに約1400 本の桜が咲き誇る光景はまさに圧巻。つぼみから満開、そして花筏(はないかだ)まで、刻々と表情を変えながらわたしたちに日本の春を教えてくれます。
そして五条川にも桜並木にも、日本の四季は訪れます。まちづくりをしながら子育てをする中で、幼い頃のわたしが大人たちにしてもらったように、自分の子供にも季節の持つ四季折々の素晴らしさを体験させたいと考えています。

おわりに

巡る季節。大人にとっては毎年の繰り返しかもしれませんが、子どもにとってはきっと何度も体験することに意味がある気がしています。
地域特有の催しに参加したり、風の香りや旬のおいしい食べ物など四季折々の自然。衣替えをしたり扇風機を出したり、石油ストーブをつけた時の部屋の匂いなど家の中の季節。そして、その時々のまちの様子を眺めたり、暦に書かれた行事だけではなく、季節を感じることを繰り返し行うことで、記憶にすべてが残らなくても、心にはきちんと残っているのではないでしょうか。
子どもの成長にとって早寝早起きなど日々の生活リズムが大切なように、1年のリズムを感じることも、とても大事なことなのではないかと思っています。

菜の花と桜
この記事を書いた人
木村さや香

NPO法人いわくら観光振興会
人事教育長/イベント企画制作
1986年生まれ。岩倉市在住。1児の母。岩倉市PR大使い~わくんのアテンド"鯉のぼり恋子 "としても活動。「観光資源は自分たちでつくることができる」をコンセプトに、市内の農家や商店、消費者をつなぐ企画を提案している。

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